有機栽培の認知度、昔に比べれば上がっている感じです。

有機JAS制度という国が定めたルールでは、”化学的に合成された肥料および農薬の使用を避ける”とあります。

他にもいくつかルールがありますが、そうやって栽培された作物だけが有機農作物として名乗る事を許されてますし、それをウリにしてる販売コーナーも見かけるようになりました。

でも、有機肥料ならなんでも良いのか?全てが化学肥料よりも優れているのか?・・というと、それもちょっと違うと思われます。

未熟な有機肥料の危険性

しっかりと分解・発酵がされていない有機肥料や堆肥を、そのまま畑に入れるとどうなるでしょう?

土の中で分解を始めますが、これは還元作用といい、以下の現象が発生します。

  • 酸素をつかう
  • 二酸化炭素を出す
  • アンモニアガスを出す
  • 窒素ガスを出す

つまりは、根が必要とする酸素を消費し、代わりに有害なガスを出し、酸欠になるんですね。

少量なら分解能力が勝り、被害も少ないものの、大量に入れると作物に対して悪影響しか及ぼしません。

根は呼吸出来ない上に伸びないし、病害が出やすくなる条件は揃うし、ガスで生育を阻害したり・・とね。

そんな事になるぐらいなら、良質な化学肥料の方が、よほど植物には良いでしょう。

対策としては、とにかくちゃんと分解されている有機肥料を使うこと!です。

好気性微生物で、しっかり発酵させた乳酸菌もみがらぼかし。

そのまま土に入れても、全く害は出しません。

 

有機肥料だから、無化学肥料だから、ただそれだけで良いと考えるのではなく、”質”も重要な要素という事を忘れずにしておきたいですね(^^)