梅のみりん漬け・一年後。プラス今年は本みりん飛鳥山で仕込む
2018年に仕込んだ、梅のみりん漬け。
本物の味醂の中に凍らせた梅を入れる。
それだけで作れる超簡単レシピでした。
去年の記事でも書きましたが、みりんの梅酒を作ると酒税法違反です。
理由は、みりんのアルコール度数が20度未満である事。
アルコール度数20度未満だと殺菌が十分ではなく、梅についていた菌などが元で発酵し、その結果アルコールが増えるからですね。
アルコールが増えては密造酒・・という事です。
ですので、あくまでこれは「梅のみりん漬け」。みりん味の梅を食べて、みりんは廃液・・という事で紹介しています。
実際、仕込んでみたところ発酵する様子はなかったですけどね。
さて、仕込んで一年経ってどのようになったでしょうか。
仕込んで一年経った、梅のみりん漬け
一年経った姿がこちらです。
梅のエキスがちゃんと出たのか、シワシワになった梅。
仕込んだ当初より、少し色が濃くなってますかね?
比較してみましょうか。
本来、糖分を入れて作る梅酒ですが、みりんはそのままで十分糖分があるおかげで、そのままで問題無しです。
砂糖なしで仕込みたい人には、みりんを使うのがいいかもですねー。
杉錦酒造の本格みりん"飛鳥山"で仕込む、梅のみりん漬け
では、今年も仕込みましょう!
<材料>
・ みりん:1.8L
・ 南高梅:1kg
去年は三州三河みりんを使いました。
今年は、飛鳥山みりんを使います。
本格味醂といえばこちらも有名、静岡は藤枝の杉錦酒造で作られています。
まずは、みりんだけで味わってみます。
黄金色の、なんとも艶やかな味醂です。
これだけで飲んでみると、非常に甘味が強く、でも後味スッキリでした。
そのままグイグイいけちゃいます^^
さて梅ですが、事前に冷凍しておいた南高梅を使います。
冷凍する事で、梅の繊維が崩れ、エキスが染み出しやすくなります。
それに、青梅はなるべく収穫後早く仕込んだ方が良いのですが、時間が取れない時に冷凍しておけば、後でゆっくりやれます。
ただし、ヘタだけは先に取っておいた方が楽だとは思いますけどね。
仕込む容器は、普通の果実酒用でいいでしょう。
ただし、雑菌消毒として、なるべくアルコール度数の高いお酒で軽く洗っておきます。(安いワンカップ焼酎なんかでOK)
水やお湯で洗っても、なかなか乾かないんですよね・・
これをしておくことで、発酵を抑える事にも繋がります。
後は簡単、容器にみりんと梅を入れて終了、実に簡単です!
だいたい完成目安は三ヶ月。
美味しくなあれ!・・と、ワクワクして待ちましょう(^^)