肥沃な土とは?
肥沃な土と聞いて、どんな土を想像しますか?
- 軽くてふかふか
- ミミズがいっぱい
- 栄養豊富
このあたりを、普通は想像する気がします。
では、実際に肥沃な土とは何なのでしょうね?
「軽くてふかふか」
火山灰土はふかふかですし、砂土は軽い。
でも、どちらも肥沃とは普通言いません。
よく酸素を含み、土の構造が団粒構造であるほど、軽くてふかふかの肥沃な土でしょう。
「ミミズがいっぱい」
これ、勘違いされている方が多いようですが、ミミズが多いからといって、決して肥沃では無いです。
餌がいっぱいあるからミミズがいっぱい。
餌とは?未分解の有機物です。
それを分解してある状態こそ、肥沃です。
ミミズが多いという事は、まだまだ土が未熟という事。
そして、ミミズが多いとモグラも寄ってきますしね。
「栄養豊富」
栄養とは何か?
化学肥料で補給される、一般的な「窒素・リン酸・カリ」の三要素がたっぷり入れてある状態ですかね?
無機物である化学肥料をどんどん入れて、それが肥沃だと言う人も、いないと思います。
では、何なのか?
玄米アミノ酸農法では、「有益な微生物が多い土」が肥沃であると教えています。
微生物が有機物を消費・分解し、植物が吸収しやすい状態の栄養を作ってくれます。
では、微生物を増やす為にどうすればよいか?それを実践していけば良い訳ですね(^^)
- 微生物たっぷりの資材を投入する
- 好気性微生物が増えるよう、酸素を豊富にする
- 水はけをよくする
- 微生物の住処となる、細かい隙間の多い有機物を入れる
- 微生物の餌となる、新鮮な葉緑素を入れてあげる
つまりは、乳酸菌もみがらぼかしと緑肥が良い訳です。
土を消毒したり、化学肥料を入れたり、未熟な家畜糞堆肥をたっぷり入れる前に、微生物を増やす為の素材、一度試してみてはいかがでしょう。