ニンニク植付器を自作する

ニンニクの植え付け、結構大変です。

これまでも、何度か植え付けを楽にする道具を作ってきました。

ただ、なかなか納得いく感じじゃなくて。

土が柔らかい圃場なら、手で押し込むだけでいいのでしょうが、微妙に固いのでやはり道具を頼りたい。

そこで、今年は道具の改良をしてみました。

均一な深さ・一定間隔で穴を開けたい

これまで何年か植え付けをやってきて、一番の問題点は手伝う人によって間隔や深さがまばらになること。

もちろん基準は最初に説明してますが、どうもバラバラになってしまう。

そこで、そのあたりも考慮して均一な深さと一定間隔の穴が開けられる道具を作ってみました。

まず用意したのが、去年も使った穴あけ大将。

ただし、今年は一番太い直径25mmのタイプ

選別したニンニク種子の、一番大きいのでも直径25mmあればほぼ入ります。

そしてこれに、毎回一定の深さで穴が開けられるようにストッパーを付けましょう。

配管を固定する、Uボルトという部品を使います。

ただし、直径25mmだとちょうど良いサイズが無いので、ちょっと大きい内径27.2mmのUボルトを使います。

大きい分はゴムシートを挟んで対処!

で、さらにUボルトのボルト部分(M6)を延長するパイプナットという部品を取り付け。

パイプナットの長さが100mmなのは、ちゃんと意味があります。また後ほど説明。

端っこもちょっと細工したりで、こんな感じに取り付け。

このUボルトとパイプナットの取り付け位置を、掘りたい穴の深さにセッティングすれば良いのです。

ニンニクの上に5~6cmほどの土が被る深さになるよう、何度かテストしながら調整していきます。

穴の一番深いところは尖った感じになるので、小さめの種子と大きめの種子とでは分けて調整した方がよさそう。

ともかく、これでいったん完成です。

新作ニンニク植付器を使ってみる

ではさっそく使ってみましょう!

Uボルトが当たるところまで差し込みます。

これで深さは一定。

次の穴を開ける際に、パイプナットの端っこと前の穴の中心を合わせます。

これで、穴と穴の間隔(株間)も一定!

2条植えなので、条間も一定にしたいですが、そもそも畝の幅が一定に出来上がってないので、そこはまぁ目分量で(笑)

こんな感じで、サクサクと一定間隔で穴が開いていきます。

実に爽快!!

あとは、土を崩さぬよう種子を一個ずつ丁寧に入れて、ざっくり土をかければ完了!

多分、過去一早い植え付けが出来たと思います。

まぁ最初に書いた通り、土がある程度固い圃場向けですが、固いからこそ穴あけが大変なワケで。

今年のカイゼン結果には満足満足!

やっぱり工夫するって楽しいですね♪