ニンニクの植え付け器を自作。植え付け方法の比較
今年栽培面積を広げた、ニンニク畑。
植え付け方法もちょっと工夫したいところです。
ニンニクの植え付けは、種子を一粒ずつ一定の深さで植えていくのですが、手作業だと結構大変なんですよ(^_^;)
植え付け時期に入ったら、あとは天候の条件が良いときに一気に植え付けたいのです。
という事で、今年は素早く植え付ける為の道具作りと、他にも色々な方法で植え付けをしてみて、どれが一番よいか比較検討してみました。
手段1:自作の塩ビ製ニンニク植え付け器
まず最初に考えたのが、自作のニンニク植え付け器を何かしら作る事。
でも一から考えるより、産地で使われているような道具を参考にしたほうが早いし間違いないでしょう。
ニンニクの一大産地といえば、もちろん青森。
大きな農家では当然トラクターを使い、自動で植え付けるアタッチメントで省力化しています。
ただ、小規模農家では、きっと何か手道具が使われているのでは?・・と調べてみたところ、塩ビパイプを利用した植え付け器が売られているとの情報を見つけました。
それを参考・・というかそのまま作ったのがコレ。
種子のサイズも色々なので、大小2種類つくってみました。
塩ビの規格は、VP16とVP20。
ホームセンターで普通に売っている、水道でも使う規格です。
持ち手の部分は、塩ビパイプの継ぎ手で、チーズと呼ばれる部品です。
このチーズに、VPの塩ビパイプを15cm程度にカットして挿しただけ。
力もかからないので、接着剤も使っていません。
どう使うかというと、塩ビの先端にニンニクの種子を詰めて、そのまま土の中に刺す感じです。
ただ種子のサイズもまちまちなので、しっかり食い込むようにゴム手袋の指の部分を切り落として塩ビの先端に被せています。
さらにこうして先端に切れ込みを入れて置くことで、より種子をガッチリホールドしてくれます。
こんな感じに。
そして、植え付ける深さの目安になるよう黒いテープを貼れば完成!
実際に使ってみると、こんな感じ。
動画(7秒)も撮ってみました。
なかなか面白い道具ですが、問題点もあり・・
・塩ビの先端にうまく種子がくっつかない時がある
・硬い土で使うと、ニンニク種子が潰れる
・柔らかい土なら良いが、そもそも柔らかいなら指で押し込める
という事で、結局指で種子を押し込んだほうが早かったです(^_^;)
手段2:球根植え付け器でニンニクを植え付ける
では続いて、土が硬い場合を考えてみました。
畑のうち1箇所は、少し前に畝作りをしておいたせいか、思っていたより固くしまっていました。
ですので、塩ビの植え付け器ではニンニク種子が潰れてしまうし、指でも掘れません。
という事で使ったのが、球根植え付け器。
苗移植器という名前の物もあります。
どう使うかというと・・
土にねじり込むようにして刺して。
そのまま持ち上げて、ゴソッと土を抜き取り。
種子や球根を穴の中において。
ハンドルを握るとパカッと開き、中の土が落ちます。
こちらも動画(5秒)を撮りました。
かなり硬い土でも、優しく種子を植え付けられます。
ただ、こちらも問題点があり・・
・時間がかかる(手間が多い)
・石があると引っかかって掘れない
特に時間かかるのは駄目ですが、硬い土に植えるときに子供や女性にやってもらうなら、これも有りだと思います。
手段3:移植ゴテ(スコップ)でニンニク種子を植え付けられる
もうひとつ、硬い土の場合に役立ったのが、移植ゴテです。
要するに、細くて鋭い小さなスコップですね。
私が使っていたのは、100均で購入した弱いやつでしたが。
これを土にブスッと刺し、隙間にニンニクの種子を入れるだけ。
慣れれば、かなり素早く植え付け出来ます。
結果:ニンニク種子の植え付け器は何が良いか
結局、今年の植え付けのほとんどは、道具を使わずに手で押し込んだだけでした(^_^;)
それが一番早いんですもの・・
ただし、土が硬いところは、移植ゴテを使っています。
あんまり大層な道具を使わないほうが早いですね(笑)
来年以降は、もっと効率的にできるよう、さらなる工夫を考えてみるとしましょう。