2022年新型バートルエアークラフトをマキタ18Vバッテリーで動かす-2
以前の記事で、マキタ18VバッテリーをPWM制御で電圧調整しながらバートルのエアークラフトを駆動させるところまでやりました。
ただ、色々むき出しのままなので、実用に耐えられるよう仕上げていきましょう。
システムを検討する
まず、最終的にはどういうシステムにするか考えてみましょう。
PWMスピードコントローラー単体では、現在の電圧がわからないので、電圧計は欲しい。
無段階で電圧調整するからなおさらです。
さらに、ON-OFFのスイッチも必要ですね。
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簡単に回路をかくとこんな感じ。
それらをコンパクトにまとめてケースに入れる。そこまでやってみましょう。
ケースにPWMスピードコントローラーを入れる
スピードコントローラーを入れるケースは、家に余ってた100円ショップの小さなタッパーがピッタリそうでした。
タッパの側面に、スピードコントローラーの調整ダイヤルを通す穴を開けます。
ハンダごてで溶かしながら開けてますが、ドリルでキレイにやった方がいいかも?
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スピードコントローラーを中から入れてみると、ピッタリ。(基盤の角がタッパーにあたるので、少しカットしてます)
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基盤の四隅には穴が空いてるので、固定用のボルト・ナットを通しましょう。M4がピッタリ。
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このあたり、かなり適当にやってます。
やりながら考えてる感じ。
ON-OFFスイッチを取り付ける
ON-OFF用のスイッチも、ちょうど余ってたトグルスイッチを使います。
ケースから出っ張るので、調整ダイヤルと同じ面にしておいた方がいいでしょう。
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これも、同じように穴を開けて内側から入れてます。
そのとき、調整ダイヤルを固定していたプレートが邪魔だったので、取り外しています。
ケースにしっかり固定するから、まぁ無くても大丈夫でしょう。
最初に書いた回路図の通り、スイッチは18Vマキタバッテリーからの入力側に取り付けます。
電圧計とDCジャックを取り付ける
電圧計は、以前作った通過型電圧計でも使った、コンパクトなやつを採用。
調整ダイヤルと同じ面につけて、電圧を見ながら調整できるようにします。
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これまたタッパーに四角い穴をあけて、内側から入れてます。
固定は、グルーガンでお手軽に。
タッパーの蓋が干渉したので、そこも適当にカットしています。
最後に、バートルのファン側のDCプラグを差す、DCジャックをタッパーに取り付けます。
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またまたまた、ハンダごてで穴を開けています。
なお、2022年新型のバートルは、φ5.5×1.7mmのDCプラグを使っていると思われます(ノギスでの測定)
これに合うDCジャックを探したのですが、希望の物は見つからず。
でも、DCジャックとして最も一般的なφ5.5×2.1mmでも問題なく接続できたので、それを使っています。
電圧計の配線も、このDCジャックにハンダ付けしました。
ちょっとゴチャついていますが、こんな感じで接続完了。
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びっくりするほど、タッパーがジャストサイズでした(^^)
スピードコントローラーでのエアークラフト駆動試験
では、実際に動かしてみましょうか。
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マキタの18Vバッテリーを取り付け、自作スピードコントローラーと接続します。
バートルのエアークラフトも繋げたら、スイッチオン!
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MAXで、ほぼ18V出ていますね。
ただ、ファンは17Vまでの仕様なので、上限はそこまでにしておきましょう。
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ゆっくり調整ダイヤルを回していけば、無段階で電圧の調整が可能です。
いい感じに大成功!
そしてこれ、冬にはヒータージャケット用のコントローラーとしても使えるんですよね。
マキタの18Vバッテリーを使って、好きな電圧を取り出せるってめっちゃ便利だと思います。
本当は7月末ぐらいには完成させたかったけど、まだまだ残暑が厳しい日は来るでしょうから、活躍する!・・はず!!
早く使い勝手を試したいです。