オクラの種子を傷つけて種まきしてみるーオクラ栽培記2022(4)

畝の準備が完了したので、あとはオクラの種を植え付けます。

品種は、今年も同じくカネコ種苗のジョニー

所属しているオクラ部会、みんな同じ品種で栽培しています。

さて、今年は種まき時にこれまでとは違ったやり方をしてみようかと思います。

オクラの種子を水に浸す必要はあるのか?

オクラの種子は、硬い殻に覆われていて、硬実種子(こうじつしゅし)と呼ばれています。

こういった硬実種子は、芽が出にくく、昔から水に一晩程度浸して水分を吸収させ、発芽スイッチを入れてから蒔くのが一般的でした。

ただ、種苗メーカーの話では、芽が出やすくなるよう処理をしてあるので、最近は浸水不要なのだそうです。

というより、強制的に発芽スイッチを入れてから蒔くと、その後土壌の環境が悪い場合、芽が枯れやすいらしいのです。

それより、ちゃんと環境が整った状態で発芽させたほうがよいとも。

種を購入した種苗店でも同じ事を言ってましたので、今年は何もせず種を植えてみようかと思います。

ただ、それで芽が出ない場合もちょっと怖いので、保険でもう一手打っておきます。

砂でオクラの種子に傷をつける

もうひとつの方法として、種に傷をつけても発芽を促進しやすいとか。

数が少ないなら、ひとつひとつヤスリで磨いたり、ニッパーで傷をつけたりすれば良いみたいですが、さすがに面倒。

そんなときは、ざらついた砂と一緒にもんでやれば、簡単に傷がつけれられます。

砂は、ホームセンターで程よいサイズの物を200円ちょっとで購入。

ビニール袋に種と一緒に入れて、よく揉みます。

傷をつける感覚で、よくよく揉みます。

10分ほど揉んだでしょうか。

緑のコーティングが剥がれちゃうのは、仕方ないところですね。

うーん、写真ではわかりづらいですが、細かいキズはつきました。

砂のサイズやざらつき具合を変えれば、もっとやりやすいかもしれません。

何はともあれ、これで良しとします。

オクラの種を二個ずつ植える

土が乾きすぎず、かつ雨がそろそろ降りそうなタイミングで、種を植えます。

今年はマルチもしているから、そんなに土は乾かないと思いますが、あまりに乾いていると発芽の条件が揃いません。

傷をつけたやつは、写真撮り忘れ(^_^;)

ひとつの穴に、何もしていない種と、傷をつけた種を1個ずつ植え付けます。

1cmぐらいの深さに埋め、土と種が密着するようちょっと手で押さえます。

こうすることで、種にしっかりと水分が供給され、太陽光と合わせて発芽スイッチが入ります。

全部の穴で、同じ位置になるようそれぞれの種を配置していますから、芽が出た位置でどちらの種が発芽したかわかるようにしています。

本当は、事前にプランターなどでテストしてみたかったのですけど、それはまた今度か来年ですね。

ともあれ、無事に芽が出る事を祈ります。