屋根に中空ポリカを貼るーパイプ小屋の拡張大作戦(7)
前回の作業では、せっかく貼った屋根のフィルムが雨水に負け、溜まった水がレンズの役目となって防草シートが溶ける・・という、なんとも悲しく危険な結果となりました。
可燃物が無くて本当に良かったです。
屋根に雨水がたまり・レンズ効果で地面の防草シートが溶けるーパイプ小屋の拡張大作戦(6)
被害の拡大を防ぐ為、屋根のフィルムはすぐに剥がしました。
という事で、今回はその手直しをしていきます。
屋根にパイプを追加して補強する
まず、屋根の強度を物理的に上げていきます。
フィルムに雨水が溜まった原因は、勾配が少なかったからですが、もうそこはやり直せない。(面倒すぎる)
という事で、フィルムがたわまないように、補強を入れていく事にしました。
まず、屋根のパイプを追加します。
元々の4本から10本へ。2.5倍にしています。
単管パイプは、元と同じΦ25.4mmです。
T字に繋ぐ継手は、余り物をかき集めているので色々な種類を使っています。
タイティワンや、ユニバーサルロングあたりです。
屋根の水溜りを防ぐためだけでなく、これで強度自体も相当上がったと思います。
中空ポリカを屋根に貼る
さらに、もう1段階補強します。
もう絶対に雨水が溜まらないようにするなら、板を貼ってしまえば良いのです。
そこで使うのが、中空ポリカ。
ツインカーボやハモニカーボなどの名前で売っている、樹脂製の2重ガラスのような物です。
2重ガラスと同じような構造なので、断熱・防音効果が非常に高く、そして軽くて安い。
何かと便利な素材です。
さらに、太陽光をある程度カットする為と長寿命化の為、UVカット性能がついたものを選ぶようにしています。
ここで注意ですが、同じような見た目で、「プラダン」という商品もあります。
プラスチックダンボールの略で、中空ポリカよりかなり安いのですが、こっちは室内使用を前提としており、UVカットされていません。
屋外で使用すると、あっという間に劣化してボロボロになるので、気をつけましょう!
固定は、屋根のパイプに直接ビス止めしていきます。
隙間のないよう、ある程度は重ねてからの固定です。
ホームセンターなどで売っている中空ポリカは、だいたい910mm×1820mmサイズ。
ですので、中空ポリカの横幅に合わせて屋根の単管パイプは追加しています。
奥側とか、重なって手が届かないところとか、ビス止めにかなり苦労しましたがなんとか終了。
途中にわか雨もあって大変でした(^_^;)
なお、長さが1820mmなので、屋根全部に貼るには少し寸足らずでしたが、まぁ補強なのでいいでしょう。
上にフィルムを貼り、前回同様にパッカーで固定して完成!
これだけ補強すれば、間違っても雨水に負ける事はないでしょう!
パイプ小屋内に入ってくる太陽光も防ぎ、むしろいい感じに仕上がりました。
さらに、フィルムの上には遮光ネットも被せてあるので、完璧です(^^)
この作業が終わって数日後、台風直撃を受けました。
・・が、全く問題なし!強度的にも充分だったようです。
これでようやく屋根部分も完成、次は壁部分・・・を作る前にもう一つ大事な事を事前にやっておくことがあります。
次回はそのあたりをやっていきます。