日照時間の差による生育の影響ーニンニク栽培記2020-21(8)
ニンニクは、冬季間ほとんど生長しません。
特に寒地系ニンニクは完全に休眠しますし、暖地系ニンニクでも大きくは変わりません。
ただ、そうは言っても冬季間の日当たりや日照時間の影響はあるのでは?・・と思っています。
ですので、検証してみることにしましょう。
今期から新しく2箇所の畑を追加してニンニク栽培していますが、それぞれ日照時間が大きく違うことから、比較してみました。(1月中旬撮影)
例年通りの傾斜地(日当たり50点)
ここ数年栽培してきた、傾斜地の畑です。
しっかりと根強い印象です。
傾斜地なので、水はけは良いのですが、山間部なのと傾斜の方向が太陽光と逆なので、さほど日当たりが良い訳ではありません。
それでも、周囲に日陰になるような建物も無く、冬場でもそれなりの日照時間は確保出来ています。
新しい畑1(日当たり60点)
今期から栽培開始の畑のひとつです。
東西を山で囲まれているので日照時間は短いものの、周囲に建物はほとんどありません。
茎が立派に太いですね!
今年の収穫が楽しみな畑です。
新しい畑2(日当たり20点)
もうひとつ今年から栽培を始めた畑。
こちらは、すぐ横にビニールハウスがあり、日陰の時間が非常に長いです・・
明らかに、他2箇所に比べて生育が劣っていますね。
除草の必要もあまりなかったぐらい、雑草すら背の低いものしか生えてきません。
こうなると病気にも弱くなるので、ちょっと心配です。
春になり、太陽の角度が変わってきたら多少はマシになるので、巻き返しに期待したいところ。
それでも、この生育状況では、次からは夏の作物用にした方がいいのかもしれません。
という事で、3箇所の畑を見比べてみましたが、冬季間の日照時間も明らかに生育に影響を及ぼしていると思われます。
収穫時にまた再評価してみますが、日照時間もちゃんと考慮しておかないと駄目なようですね。
来期の栽培も、よくよく検討していきたいと思います。