ニンニク植え付け前の土壌管理-1
夏の間に深耕を進めていた畑。
次のニンニクの植え付けが近づいてきたので、土壌の管理を順次進めていきます。
緑肥の栽培
深耕(深く耕す)した後は、緑肥を育てます。
緑肥の効果は・・
- 物理性の改善
- 土中の隙間を増やし、団粒構造化・排水性と透水性の改善
- 生物性の改善
- 緑肥の根や葉が微生物の餌となり、多様な微生物の増殖を助ける
- 化学性の改善
- 過剰な肥料分を消費したり、有機物が保肥力の向上にも繋がる
- 空気中の窒素分を、根に取り込む
特に、微生物の餌を主目的として緑肥を育てます。
この緑肥にも目的に応じた様々な品種があります。
今回選んだのは、雪印種苗のグリーンソルゴー。
センチュウ対策や、成長が早く大量の有機物すき込みが出来る点などから選んでいます。
まずは整地した後、種は説明書の3倍量蒔きます。
多くの種を蒔き、その上で若いうちに刈り取る事で、より効果が上がると教わっています。
種まき後、薄く土を被せた後、鎮圧し固めます。
種と土を密着させて、水分の供給がうまくいくようにするためですね。
その後水やりし、しばらくは土が乾かないようにします。
去年の写真ですが、密集して芽が出ている緑肥。
ある程度成長したところで刈り取り、土に鋤き込みます。
次回へ続く。