サラリーマンは農地を借りられるのか?

2019年10月21日

私はニンニク栽培をしていますが、農家というわけではなく、祖父の残してくれた少面積の農地を開梱して、少量の栽培をしている状況です。

せいぜいが2アール、家庭菜園の延長程度ですね。

今後、可能な範囲で栽培面積を広げていこうとは思うのですが、当然農地が必要です。

農家以外が農地を借りる方法は?

まず、そもそも農地を売買したり借りたりすることは、農家だけと法律で決められています。

農地法ですね。

では農家とは?基本的には以下を満たす事が必要です。

  1. 下限面積を満たす事(地域によって異なるが、概ね50a以上)
  2. 農業に従事する日数が一定以上である事(年間150日)
  3. 農地の全てを耕作する事

この条件を満たしていて、かつ行政に認定してもらえれば、行政が仲介して農地を探してくれます。

ただし、行政に認定されるには小面積の兼業農家では駄目なようです。

農業をやりたくて農地を借りたいのに、そのためには今規模が大きいか、専業としてやるしかないようです。

これは、農地を悪用されたり放置されたりするのを防ぐ為に必要な法律なのでしょうが、気軽に農業へ参入しにくい欠点もあるかと思います。

それか、小規模栽培農家を減らし、大規模で効率的な農業を推進していきたい・・という国の方針もありそうです。

なお、現在農家で無くても、新規就農者として専業農家になるのであれば、認定を受けて農地を借りる事も出来ます。

でも、やはり兼業で農業をやりたい人が、気軽に農地を借りるのはハードルがかなり高いのが実情でしょう。

ちなみに、小規模・少面積であれば、市民農園を借りるという手もあります。

これには資格など一切不要ですからね。

結論

という事で、結論としては「サラリーマンが行政から農地を借りるには制限が多すぎて不可能に近い」ですね。

国の決めた事なので、仕方ないところです、トホホ。