SDカードなどを内蔵ハードディスク化する最強の手段-F2Dx1のススメ
前回、両親など年長者にオススメのノートパソコン、E203MAを紹介しました。
が、このノートパソコン、保存容量が小さい上に内蔵ストレージの交換が出来ない。
64GBあるので使い方次第ではあるんですが、写真や動画を保存しようとすると、さすがに足りなくなりがちです。
ここさえクリア出来れば、さらにE203MAのオススメ度が上がりますので、なんとかしてみましょう。
外付けの容量とローカルディスクの違い
通常、外付けのUSBメモリやSDカード(リムーバブルディスク)は、臨時用の保存容量として扱われます。
Windowsなど重要なデータは、内蔵ハードディスク(ローカルディスク)に保存されます。
写真や動画を保存するだけなら外付け容量でいいんですが、年長者がなーんにも苦労せずに使ってもらう為には、マイドキュメントやデスクトップあたりの容量を大きくしておいた方が安心なんです(実体験・・)
なお、基本的にデスクトップやマイドキュメントに置くデータは、ローカルディスクにしか保存出来ません。
それに、リムーバブルディスクで削除したデータは、ゴミ箱へ移動せず、そのまま削除されちゃうので、うっかり消してしまった親から泣きつかれたりもします(実体験・・・・)
という事で、パソコンを騙して外付けの容量をローカルディスクだと認識してもらいましょう。
外付けのSDカードやUSBメモリをローカルディスク化する
外付けの容量を、ローカルディスク化する手段はいくつかあります。
簡単に紹介しましょう。
仮想ドライブ化(VHD化)する
最も一般的に行われている手段でしょう。
外付け容量を、仮想ハードディスク化して内蔵ディスクと認識させるのですが、詳細なやり方は他のサイトに譲ります。
利点:
無料でお手軽に出来る
欠点:
パソコンに詳しい人向け。
たまに仮想化が解除される事があり、再設定はやった人じゃないと無理
という事で、詳しい人が自分のパソコンにやるならいいんですが、両親などに使ってもらうには不向きです。
だって仮想化が解除されるたびに呼び出されますよ(目に見える未来予測)
シンボリック・リンクを使う
この手段も、仮想ドライブと似ています。
例えば、Windowsがデータを読み込みにCドライブのフォルダへアクセスすると、こっそり外付けのドライブへと誘導される・・・みたいな感じですかね。
これも、利点と欠点は上記と一緒で、無料でやれるけどトラブルが起きやすいってところです。
→ Googleで「シンボリック・リンク 仮想ドライブ」と検索
F2Dx1を使って仮想ドライブ化する
では、本命の紹介。
他の手段では駄目な理由が、Windowsが立ち上がってから外付け容量をローカルディスク化してる事。
Windowsの気まぐれでうまくいかなかったり、他のソフトが先に起動すると駄目な事もあります。
そこで、Windowsの立ち上げ時から仮想化出来る、唯一と言っていいソフトがF2Dx1。
これ、厳密にはソフトというよりドライバ。
パソコンが立ち上がる段階から起動するので、どんなソフトより先に仮想化され、ローカルディスクとして認識されます。
ですので、先に紹介したような手段では様々なトラブルが起きますが、F2Dx1ではそれがないのが物凄い強みなわけです。
パソコンに詳しく無い人や、人に渡すパソコンで仮想化する場合は、間違いなくこの手段がいいです。
ただし、このソフト有料なんです^^;
ベクターで購入するなら1,980円(2020年4月現在)。
SDカードハードディスク化・高速化ドライバ「F2Dx1」
これを高いと思うか、この投資でトラブルを全て防げるなら安いと捉えるかは自由ですが、私は後者ですね。
まぁ、何かあったときの対策は別にしてあって、遠隔地から親のパソコンを操作できるリモートデスクトップを使っているのですが(^^)
参考記事|パソコンを簡単に遠隔操作出来る、Googleリモートデスクトップ
さて、だいぶ長くなってきたので、F2Dx1の詳しい使い方は次回!