2025年はオクラもスタートが難しい
例年通り、今年もオクラ栽培やります。
ニンニクとオクラで、ちょうど1年サイクル出来ますしね。
ただ、今年はちょっと問題が・・
天候が読めなさすぎる2025年5月
ニンニクの収穫回でも書きましたが、今年は5月の天気が読めなさすぎて・・・
5月第1週目、GW期間中に二週間天気予報見ると、ずっと土が乾く様子が無い・・
気温的には充分高そうだったんですけど、畝を作るタイミングが見つからないんですよ。
ある程度土が乾いていないと、畝を作るときに土をこねてしまって、保水性や通気性といった物性が著しく悪くなります。
なので、まず第一の判断として「ちょっと半乾きの土で畝を早めにつくる」必要が出てきました。
なお、周りの先輩農家さん達って、3月の農閑期&土が乾いている状態で、早めに畝立てしてたんですよね。
私は毎年直前にやってたんですけど、早めにやっておくほうが何かと心配事が減るって事、よーーーくわかりました。
来年からは私も早めに畝立てしちゃおう・・
という事でGW中に畝立て
ニンニクの収穫時期も悩ましい中、もう万全の状態で畝立ては難しいと判断。
5/5に畝立てする事に。
ただ、今年は秘密兵器があるんですよね、フフフ。

じゃじゃーーん、畝立成形機!
しかもマルチャー付き!!
畝立て・成形・マルチングが一発で出来てしまう、ずっと欲しかった管理機です。
中古で管理機ごと買っちゃいました。
なおコレについては、また別途記事立てするつもり。結構色々あったので。
ただ、ある程度しっかりと耕うんした後でないと成形出来ないので、まずはトラクターで耕うん。
その後マルチをセットして、一気に畝立成形とマルチング。
今までは、管理機で通路を作って、レーキで成形して、マルチ貼って、なんなら穴あけもして・・と、数日掛かりの仕事でした(家族にも手伝ってもらいつつ)
それが、なんとまぁ2時間ほどで完了しちゃって・・・・・・・・

やっぱりね、道具大事ですよ。ホントに。
時間の限られているサラリーマン農家ならなおさらです。
ただまぁ、やはり少し早すぎましたね。
一部の土が乾いておらず、ちょっとコネた感じ。
これが悪さをすると、成育に影響大です。悩ましい。
種まきも早めに
畝立て後、思ったより雨は降りませんでした。天気予報通りにはなかなかいかない。
より土も乾いたので、もう少し後でも良かったなぁ・・と思いつつ、でもそれならばと来年使う予定だった圃場にも畝立てしておきました。
いざ駄目だったときの予備としてね。こちらはマルチはせず、畝立てだけでもやっておけば、いざという時に使えます。
で、改めて天気予報で二週間天気確認。
5月9日か10日あたりから、またしても雨予報ばかり。
ならば、ちょっと早いけれど種まきしちゃいましょう。
オクラの発芽率を上げるには、ちゃんと土が湿っている期間を保つ必要があるんですよ。
発芽前に乾いてしまうと、種が駄目になります。
温度も必要だけど、湿度の方が大事かな。
特に種を事前に浸水させる人は、その後絶対に乾かしてはいけません。
私は浸水させないで毎年やってますが、問題ないですしね。
で、仕事もあるので早起きして2日掛けて種まき完了。(時間無くて写真も無し)
その後ちょっと雨がやんだりもしたので、2日間ほど散水もしながら様子見。
気温が上がった日もあったおかげが、ちゃんと発芽しました!
今年は特に発芽率良かったですね。
体感9割は問題なさげ。発芽しなかったところにもう一度種を蒔いて、後はもう自然任せです。
今年はタイミングが特に難しい気がする
先輩農家さん達も、今年はだいぶ悩んでる感じでしたね。
私はオクラとニンニクのみなのでいいんですけど、他にも作物いっぱい持ってたりすると、忙しいのもあるでしょうし。
5月後半に種まきした人は、気温が上がらず発芽率が悪いなんてことも言ってました。
梅雨入り前に雨が続いたり・気温が急に上がったり・かと思えば下がって寒かったり・・・
「例年通り」がどんどん難しくなっている気がします。
その中でどう対応していくか、ちゃんと知識と経験をアップデートし続ける農家でありたいです。