マキタのファンジャケットの電圧を測定する
前回のおさらい:通過型の電圧計が完成!
という事で、実際に各電圧の測定をしてみましょう。
試すのは、2020年製のマキタファンジャケット。
以前の記事でも書きましたが、マキタは各種ファンやヒーターへの出力電圧が公表されていません。
まずはそれを測定し、仕様を確認してから各種改造へ進みたいと思います。
マキタファンジャケットの出力電圧測定
細かい事は後で解説するとして、まず測定結果から発表しましょう。
私の持っているファンジャケット用のバッテリホルダ「GM00001489」から、専用ファンユニット「A-67527」へ接続して、風量弱・中・強・ターボの4段階で電圧を測定します。(連続運転1分間限定モード。終わると、自動で強に戻る)
では実測結果。
弱:4.5V
中:5.2V
強:6.8V
ターボ:7.6V
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
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だいたい、想定内の結果でした。
正直、他社よりちょっと低い電圧ですね。
例えば、バートルのファン(2021年新型)なら、MAX13Vとかなり高いです。
2020年以前の型でも、MAX12V。
また、風量でもバートルとマキタで比較してみます。(2020年型で)
風量については、マキタも公表しているんですよね。
マキタ:最大電圧7.6V / 最大風量2.2m3/min(1Vあたり0.29m3/min)
バートル:最大電圧12V / 最大風量3.7m3/min(1Vあたり0.31m3/min)
うーーむ、かなり差がありますね。
1Vあたりの風量には大きく差は無いのですが、ここまで最大電圧が違うと最大風量も当然差が大きくなります。
数値だけで比較するべきでは無いのですけど、ちょっとマキタ製は物足りない感じですね(^_^;)
その分、耐久性が高いというメリットはありそうですが。
それでも、もし改造するならバートル製と同等程度の電圧は目指したいです。
次回も、もうちょっと検討を続けてみます。