マキタのファンジャケットの電圧を測定する

2022年2月3日

前回のおさらい:通過型の電圧計が完成!

という事で、実際に各電圧の測定をしてみましょう。

試すのは、2020年製のマキタファンジャケット。

以前の記事でも書きましたが、マキタは各種ファンやヒーターへの出力電圧が公表されていません。

まずはそれを測定し、仕様を確認してから各種改造へ進みたいと思います。

マキタファンジャケットの出力電圧測定

細かい事は後で解説するとして、まず測定結果から発表しましょう。

私の持っているファンジャケット用のバッテリホルダ「GM00001489」から、専用ファンユニット「A-67527」へ接続して、風量弱・中・強・ターボの4段階で電圧を測定します。(連続運転1分間限定モード。終わると、自動で強に戻る)

では実測結果。

弱:4.5V

中:5.2V

強:6.8V

ターボ:7.6V

マキタファンジャケット・弱の電圧
弱の電圧
マキタファンジャケット・中の電圧
中の電圧
マキタファンジャケット・強の電圧
強の電圧
マキタファンジャケット・ターボの電圧
ターボの電圧

だいたい、想定内の結果でした。

正直、他社よりちょっと低い電圧ですね。

例えば、バートルのファン(2021年新型)なら、MAX13Vとかなり高いです。

2020年以前の型でも、MAX12V。

また、風量でもバートルとマキタで比較してみます。(2020年型で)

風量については、マキタも公表しているんですよね。

マキタ:最大電圧7.6V / 最大風量2.2m3/min(1Vあたり0.29m3/min)
バートル:最大電圧12V / 最大風量3.7m3/min(1Vあたり0.31m3/min)

うーーむ、かなり差がありますね。

1Vあたりの風量には大きく差は無いのですが、ここまで最大電圧が違うと最大風量も当然差が大きくなります。

数値だけで比較するべきでは無いのですけど、ちょっとマキタ製は物足りない感じですね(^_^;)

その分、耐久性が高いというメリットはありそうですが。

それでも、もし改造するならバートル製と同等程度の電圧は目指したいです。

次回も、もうちょっと検討を続けてみます。