2021年のオクラ栽培終了-来年に向けての課題

今年のオクラ栽培、終了です。

熱帯地方が原産の野菜ですから、涼しくなるともう成長しなくなります。

原産地では、2年間収穫出来る多年草らしいのですけどね。

本格的な栽培は今年が初めてでしたが、振り返ってみると反省点もいっぱいあります。

来年、より良い栽培をするためにも、課題点をまとめておきましょう。

課題1:発芽率を上げる

元々発芽率の悪いオクラですが、今年はだいたい7割ぐらいでした。

発芽しなかった部分は、もう一度種を植えたり・ポットで予備を育てておいて移植もしましたが、やはり生育は揃えたいし、それでも芽が出なくて畝にも隙間が出来てしまいました。

それを、来年は改善していきたいです。

オクラの発芽率を上げるには、一般的には一晩程度の種の浸水と言われています。

ただ、調べてみるとそう簡単でも無いようなのです(2021年の技術・情報として)

  • 種の状態(そもそも浸水が不要になるよう、含水率調整されているとの情報も)
  • 植え付け時の気温、地温
  • 浸水の時間
  • 浸水が不要な場合、種を傷つける方法もある
  • 浸水後に蒔いた場合、その後の天候(土の水分量の推移)
  • 発芽後の鳥害も注意

などなど。

来年の種まき時には、色々な事を検証してみたいと考えています。

課題2:マルチの要不要

当ブログでは、マルチの不要論を何度も書いてきています。

理由あっての話ですが、もう一度見直してみたいと考えています。

マルチは必要か?

というのも、オクラの栽培時期によっては、必ずしも不要ではないと、オクラ巡回で学んでいるんですよね。

盲目的に不要と考えるのではなく、しっかりと根拠を持った上で、柔軟に対応したいと思います。

まずは、種まきからしばらくの間は、マルチを貼るつもりです。

地温を上げるのが目的(雑草の抑制としてではない)

オクラは、最初期にある程度成長させておいた方が、後々の収量も上がるようです。

ただし、真夏期は地温が上がりすぎるし、蒸れてくると病気の心配も大きくなるので、途中から剥がすか一部切るか、そのあたりの対応も必要でしょう。

課題3:栽培中の管理を適切に

今期栽培中、中耕と籾殻ぼかしの追加が、全然不足していました。

地中に酸素を取り込ませる中耕、その際にぼかしもすき込んで、土の表面が固くなるのをふせぐ・・・

酸素量が増えてくれば、好気性微生物の活動も活発となり、地中の有機物を植物が吸収出来る形に変換していってくれます。

新しく借りた畑の準備とか、パイプ小屋の仕上げとか、やること多すぎたのが原因ですね。

来年は、もっと早めに準備を開始して、オクラの株を丈夫に育て、収量と質を上げていく・・・

より美味しく栄養豊富なオクラを育て上げていかねば!です。

あと、マルチをしていると中耕も自由に出来ないので、そういう意味でも途中からはマルチ不要でいきたいと思います。

 

さぁ、来年の栽培が今から楽しみです(^^)