車軸ロータリー式管理機で畝立てする
前回記事では、畑の畝立てを片培土器で行った話を書きました。
この片培土器、栽培中の中耕や培土(土寄せ)にはよいと思うのですが、真っ直ぐできれいな畝を作るのにはちょっと向いていない感じです。
それよりも、畝立て器や内畝成型機などと呼ばれるアタッチメントの方が、一回で畝を作れるので時短にも繋がると思うのです。(下の写真のような)
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ただ、私の持っている車軸ロータリー式管理機は、こういう作業が苦手。
何故かというと、タイヤが無いから。
ロータリー刃しかついていないので、前に進むより土を掘っていくのですね。
前回書いたように、ロータリー刃を培土車輪に交換すれば推進力が生まれるのですが、そうすると今度は耕耘できないので、よほど柔らかい土壌でない限り畝立ては出来ないと思います。
リアロータリー式やフロントロータリー式なら、こういうアタッチメントが使いやすいのでしょうが、あいにく持っていない。
でもこのために購入するのも避けたいなぁ・・
・・と、そんな事を思いながら色々調べていたら、それをなんとかしてしまうアタッチメントを自作している方がいたのです。
車軸ロータリー式管理機用 内畝成型器
ヤフーオークションで自作の農機具などを販売している方で、以前にも培土器を購入した事がありました。
その方から購入した、車軸ロータリー式管理機用の、畝立て器がコレ。
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使用前の写真は撮り忘れていました(^_^;)
60cmまでなら、ある程度畝幅の調整も可能。
車軸ロータリー式の刃幅がだいたい最大60cm程度なので、土を耕耘しながら畝を立てていけます。
ただし、先に浅く耕耘しておき、畝立てする時には深く刃を入れる事で、耕耘の抵抗が推進力になるように使わないとうまくいきませんが。
作業の様子をyoutubeにアップしてみました。(20秒程度)
上下に揺すりながら、しっかりと畝を成型していきます。
しっかりとニンニク用の畝が完成しました(写真は既に芽が出ていますが・・)
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石がほとんどなく、ふっかふかの土壌であれば市販品でも普通に畝立て出来ると思うのですが、石がたくさんあり、固い土壌ではなかなかそうはいきません。
でも、この内畝成型機は強力に畝立て可能です。
市販に無いものは作る。その精神と技術が素晴らしいです(^^)