丈夫でコスパの良いパイプ小屋を自作する(10)-ビニールを張る-
<前回まで>
・税金も申請も不要な農作業小屋をパイプで自作する
・柱に重量ブロックの重りを固定する
・重量ブロック部を土中に埋めて、同じ高さで柱を8本垂直に立てる
・横梁用のパイプの取り付け
・屋根の取り付けと横梁用パイプの修正
・ビニール固定用のビニペットをパイプに固定する(側面のみ)
・屋根の末端処理
・妻面の作成と、窓枠とドアの作成
・継手をタッピングビスで固定して強度を上げる。フレームの完成。
<今回>
・ビニールを壁と屋根に張る
農POフィルムを壁と屋根に張る
パイプ小屋の壁と屋根には、耐久性が高い農POフィルムを張っていきます。
農POフィルムについては、小屋作りシリーズ第6回で紹介しました。
丈夫でコスパの良いパイプ小屋を自作する(6)-側面にビニペットを固定-
農POフィルムにも種類はたくさんあるのですが、用途に応じて選べば良いでしょう。
私は価格と品質・評判のバランスを取って、「テクノセン光」という商品を選択。
農POの中では、割と安価で機能性も高い・・と紹介されてた商品です。
壁と屋根とに分けてビニールを購入
私のパイプ小屋は屋根に軒下を設けていますので、通常のビニールハウスのように屋根と壁が一体化していません。
ですので、壁と屋根をそれぞれ別の農POフィルムで張っていきます。
劣化しやすい屋根を別のビニールで張れるので、張替えが簡単になるのでは?・・と思っています。
屋根には、0.1mm厚 4.7m×3m。
壁には、0.15mm厚 2m×14m。
両方0.15mm厚にしようとおもったのですが、重くて屋根に乗せるのが大変だとやだなぁ・・・という事で、ちょっぴり薄くしました。
(思った以上に軽かったので、心配無かったんですけどね)
壁に農POフィルムを張っていく
では、実際にフィルムを張っていきます。
まずは壁側から。
妻面の出入り口部からスタートします。
本来はビニペットとスプリングで止めていきたいところですが、ここだけパイプは19mm。
ビニペットの幅の方が広くてドアの開閉と干渉してしまう為、この場所は19mm用パッカーで止めています。
ここからぐるっと壁の外周を張っていきます。
四隅の柱では、ビニペットとスプリングでしっかり固定。
一番長い面は、一人で張っていたのでズレないよう、いったんパッカーで屋根と仮止めしながら四隅の柱と固定。
その後に、横のビニペットスプリングを固定していきました。
こんな調子で、壁は外周全部を固定しています。
屋根の農POフィルムを張る
壁が終わったら、今度は屋根です。
・・・結構作業がバタバタしていて、途中の写真がありません(^_^;)
こんな感じで、屋根は妻面まで被せています。
妻面はビニペットスプリングで固定。
軒の部分は、雨が落ちやすくなるよう、パッカーで固定しています。
ただ、本来農POフィルムはパッカーでの固定はあまり向かないようです(フィルムが伸びないから)
パッカーの数を多めにしていますが、外れるようならビニペットに変更するつもりです。
最後に、ドアにも農POフィルムを張りましょう。(これも写真撮り忘れ!)
ドアも、枠との干渉を避けるため、パッカーで全部固定しています。
パッカーも、なるべく薄くて外側に突起のないような物の方が、ドアと枠の隙間を最小限に出来ます。
さあ、いよいよこれでハウスとしては使える程度にまで形になりました!
後は仕上げをして、次回でいったん完成の予定です。(やりたい細かい事は色々あるけど)