ニンニク栽培記2019(16)_暖地系ニンニクの収穫

9月に植えた暖地系ニンニク、ようやく収穫時期になりました。

収穫の目安は、葉の半分程度が黄色く枯れてきたらですね。

葉が枯れるという事は、もう光合成しないという事なので、それ以上生長しません。

暖地系ニンニクの収穫目安

葉がほとんど枯れた株も出てきたので、一気に収穫します。

ニンニクの収穫で注意する事

収穫時の注意点として、まず土が乾いている事!

収穫の前にしばらく晴れが続き、収穫当日も良く晴れているのが望ましいです。

掘り出した後、すぐに乾燥できますからね。

収穫直後は、球根に付いた土も湿ったままですので、しばらく土の上に置いたままにしています。

天気さえ良ければ、これで表面はすぐ乾きます。

分球しないスポンジ玉

収穫したところ、1割ほどは分球せずに大きな玉の状態でした。

これはスポンジ玉と呼ばれるようで、生育不良です。

ニンニクのスポンジ玉

原因は様々で、低温不足・日照が長い・肥料成分や窒素過剰などが上げられます。

特に、暖冬と窒素過剰が合わさると、多く発生します。

私の場合は化成肥料はゼロ、ぼかし肥料のみですから、2020年の暖冬が一番の要因かもしれませんね。

もしくは、昔の茶園の肥料成分が残っているのかもしれません。

やたらと大きく葉と茎が成長した株に、スポンジ玉が発生しやすい事からも推測できます。

ともかく、スポンジ玉は商品にもならないので、残念ながら廃棄です・・

分けつして成長したニンニク

もうひとつ、商品化できないのが分けつしたニンニクです。

根本から新芽が増えて枝分かれした場合は、増えた分を取り除く除けつ作業を行います。

ニンニク栽培記2019(13)_暖地系の除けつ

ただ、除けつし忘れたり、後から出てきた株もあったので、そういうのはやはり生育不良になっています。

分けつしたまま成長したニンニク1
分けつしたまま成長したニンニク2

玉としては出荷出来ないので、バラして黒ニンニクにする手もありますが、なるべくこうならないよう栽培したいです。(数株ありました)

2019-2020年の暖地系ニンニク栽培の結果

まだ寒地系の収穫も乾燥も残っていますが、今回収穫した限りだと、明らかに去年より大きな株が増えました。

生育不良の株も減り、歩留まりも間違いなく向上。

なお、今期の目標は「Mサイズ以上を50%以上」でした。

この調子なら、いけそうな感じです(^^)

でも、乾燥を失敗すれば意味がありません。

今後の乾燥工程も気を抜かず頑張ります!