強風に強いバスケットゴールを自作する5-土台失敗編
バックボードが出来上がり、取り付ける柱の設計まで終わった自作バスケットゴール。
前回設計した柱を地面に固定する土台も大事。
という事で今回は土台編です。
なぜ失敗がつくかは・・色々ありまして。
強風に強いバスケットゴールを自作する1-構想編
強風に強いバスケットゴールを自作する2-ゴール設計編
強風に強いバスケットゴールを自作する3-バックボード組み立て
強風に強いバスケットゴールを自作する4-柱設計編
土台の構造を考える
土台は強風に負けたり倒れてきたりせぬよう、重量と強度をしっかり持たせて、地面とガッチリ固定させる方法を考えます。
ただ、出来れば分解可能なようにしておきたい。
いつかは不要になるワケですから、そのときに跡形もなく片付けたいんですよね。
そのバランスを考えて土台を考えていきます。
土台に物干し竿のベースを使う
前回選定したアルミフレームSGF-0081をそのまま挿して使えそうな土台が無いか、ホームセンターをウロウロしたり、ネット検索していきます。
土台に求める条件は、
・2本そのまま挿せる
・重さがそれなりにある
・土台をコンクリ地面に固定しやすい形状
こんな感じで探していたら、なんとも良さそうな物を発見しました!
物干し竿を2本組にして柱にするタイプがあるようで、それ用の土台がこちら。
穴のサイズ的にはかなりのジャストサイズ!
こういうのは、ネット上で探してもなかなか見つからないので、ホームセンター探索が楽しいのですよね(^^)
土台を加工する
ただ、穴と穴の間が繋がっているので、このままだとアルミフレームを差し込めません。
ですので、間を削り取ってみようかと。
バスケットゴールを使う本人、長男にタガネとハンマーを渡して、地道に削り取ってもらいました。
・・が、土台の中間に繋ぎ目があるせいか、パカッと二つに割れちゃう!
仕方ないので、割れた後にしっかり穴を広げ、再度繋ぎ直して使うことに。
側面に穴あきプレートを当て、コンクリート用ビスを打ち込み、いったん固定。
この土台を水平な場所に置き、アルミフレームを差し込み、水平器で傾かないようにしてモルタルを流し込んで固定
で、この土台の側面にプラグアンカー(グリップアンカー)埋め込んで・・っとやっていきたかったんですが、振動ドリルでゴリゴリやってたら、中央部にまたヒビが入って・・・
強度に不安が出るので、やり直し!
でもやり直した2個目も最初の穴を繋ぐところでまた割れたので、構想見直し!!
コンクリートの土台を削らずにそのまま使う手段を考える
土台の中央の穴を繋げようと削るから割れるんですよね。
なら、割らずにいきましょう。軌道修正です。
穴はそのままでも、パイプ一本ずつなら差し込めます。
その場合のパイプ間距離を測り、それに合うコネクタを選んで繋げばいけそう。
と、その前に前回の反省を活かして先にプラグアンカーを土台側面に打ち込みます。
このプラグアンカーは、地面と土台を固定する用になります。
側面4箇所、マーキングした部分にM8のプラグアンカー(グリップアンカー)を打ち込みます。
外で使うので、ステンレス製。ちょっとお値段上がる・・
穿孔の下穴はΦ12。
これぐらいの径なら、小型の振動ドリルで穴あけ可能です。
規定の深さで下穴開けてブロアで掃除して、プラグアンカー入れて打ち込み。
これで、雌ねじが土台に埋め込まれました。
同じプラグアンカーをコンクリートの駐車場側にも施工。
位置合わせはしっかりとしてからね。
そこまで終わらせてから、パイプを1本ずつ差し込み、コネクタでパイプ同士を繋ぎます。
アルミフレームのシリーズ、コネクタの種類が豊富だったので、ちょうどぴったりハマるSGF-0094があって助かりました。
水平な場所でしっかりパイプが動かないよう固定し、モルタルを上から流し込んで一晩放置。
しっかり下側まで充填して、アルミフレームもガッチリ固定されました。
今度はここまでバッチリ!
で、これをL型金物を使って地面と固定したんですが・・
思った以上にグラグラする!
同じのを2個作って、門型に組めばもう少しは動かなくなるだろうけど、たかが知れてる。
土台側・地面側共に2個ずつグリップアンカー使わないとダメだったかなぁ・・
でも、そうするとグリップアンカー同士が近くなって、下手するとまた割れるし・・・
うーーーーーん、ここまできて妥協したくは無い。
ので、もう覚悟を決めて再度の計画修正・構想見直し!
って事で、今回は失敗編でした。
でもまぁ、こういう柔軟さというか臨機応変さというか行き当たりばったり感も、DIYのいいとこです(笑)
仕事でやる場合は許されないでしょうけどね。