強風に強いバスケットゴールを自作する1-構想編

2024年10月2日

中学へ進学し、バスケ部に入った長男。

たまにバスケゴールが置いてある近所の公園に行ってたけど、ミニバス用なのと先客がいることが多く、庭にゴールを置きたいと要望が。

となると、モノづくりの血が騒ぐんですよね。

既製品もあるにはある。

既製品買ってそのまま置いてもいいけど、どうせなら本人と一緒に作り上げる世界でひとつしかないバスケットゴールをやってみましょう!

まずはバスケットゴールの構想を練る

まずはどこに設置して、どういう風に使うかを想定しましょう。

ポイントとしては

・生活の邪魔にならない事
・車の置き場所や移動に制限がつかないようにする(既製品はコレが無理)
・家と固定しない(振動・騒音・長期的な劣化などの心配)
・可能な限り劣化しない事(錆びたり腐ったりはNG)
・風雨に強くする(出張不在時に台風でどっか飛んでく・壊れるはヤバい)
・お隣さんちに迷惑掛けない(倒れたり、飛んでったり)
・いざとなれば一時撤去可能とする(超大型台風とかきたらさすがに危ない)

こんな感じでしょうか。

サラリーマン側では技術職を長年やっており、こういう構想→設計→製作は割と得意です。

というより子供の頃から得意です(^^)

長男もその血を色濃く受け継いでいるので、一緒に作るってところも大事な要素。

必ず思い出にもなるでしょう。

素材をどうするか

劣化しない・加工がしやすい・購入しやすい・頑丈・・などなどを考慮すると、まず木製が除外されます。

加工しやすいし購入しやすいし安いけど、致命的に劣化しますからね。強度面も不安だし。

鉄製も除外。サビと重量の問題が大きい。

ならステンレスは?これも重量の問題がある。

あと加工が大変。

という事で、アルミ製を第1候補としました。

軽く・劣化しにくく・加工も楽。

ただ、アルミの溶接は機材を持っていません。

なので、溶接せずに組み立てられるアルミ素材。そんな都合の良いものあったかな?

・・・あるんですよ!

アルミフレームの世界的企業 SUS株式会社

ここの提供する、アルミフレームシリーズ。

特に一般向けの「G-Fun」シリーズが最適です。

公式サイトより

だれでも簡単にアルミフレームを扱える規格で、近くのホームセンターでも扱っているのがポイント高い!

普段はモノタロウなどで購入してても、ちょっとした時に足りないパーツをすぐ買いたいとなると、やはり実店舗があるかないかは大きな差です。

という事で、素材は決定。

なお、プロ向けだとパーツ数はさらに豊富になります。すごい量ですよ。

プロ向け:FAサイト

バスケットゴールの大まかな構想と設計をする

もうひとつ、構想段階でクリアしておきたい大きな問題が。

風に強くする事。

サッカーゴールと違い、バスケットゴールは高い位置にボードが付きます。

屋外設置の場合、もろに風を受けてしまう。

対策としては、風にもビクともしない構造とするか、風を逃がすか。

強く固くすると、コストが掛かるのと大掛かりになるので、風を逃がす方向で考えます。

風を逃がすなら、ボードをスリットにするか、穴あきとするか。

色々考慮した結果、穴あき構造とする事にしました。

いわゆる、パンチングメタルを使います。

こういうやつ。モノタロウより

アルミのパンチングメタルは規格品があり、購入も容易です。

高い位置に設置するボードは可能な限り軽くしておきたいので、穴あきの分軽くなる+素材も軽いアルミはちょうど良いですね。

問題はコストですが・・まぁ、子供との思い出という意味ではプライスレスなので、ある程度のコストは覚悟していってみましょう!

という事で構想編終了。

次回は設計編の予定です!