収穫量が増えても乾燥は大丈夫かーニンニク栽培記2021-22(21)
たっぷり収穫し、自作乾燥機での乾燥も始まったニンニクたち。
収穫量が増えた事に大して、乾燥機自体は簡単な改良で済ませていますが、もうひとつ気になるのが乾燥状況。
量が増えた分、乾燥に何か影響が出てもおかしくありません。
そこで、去年から本格運用を始めた、RaspberryPi(ラズベリーパイ)による温度・湿度の測定と記録を、今年も行ってみました。
温度・湿度を測定し、スプレッドシートで監視する
温度と湿度を測定できるセンサーを、RaspberryPiと繋いで定期的に記録していきます。
このあたりは、去年のブログ参照。
ある程度の期間測定したグラフがこちら。
去年書いたように、温度は35度を超えないようこまめに監視しながら、除湿機の電源をON-OFFしています。
除湿機のON-OFFについても、去年と同じく自作スイッチボットを活用します。
これらのシステムを完成させておいたおかげで、出張もたまにあるサラリーマン農家であっても、問題なくニンニクの乾燥を続けられるわけです。
さて、肝心の運用状況ですが。
温度の上昇さえ気をつけて除湿機のON-OFFを繰り返していけば、かなり効率的に乾燥できる事がわかってきました。
大規模農家さんの場合は、さすがに大量のニンニクを並べた空間全てを除湿するのは不可能なので、温風だけで乾燥させています。
それに比べて、温度と湿度の両方を使って乾燥するわけですから、当然その分早くなります。
小規模農家ならではの工夫が活きてきます(^^)
乾燥機の問題点と次の改善点
効率的な乾燥ができることはわかりました。
ただ、常にスプレッドシートを見に行って温度と湿度を監視し、それに合わせて手動でスイッチボットの遠隔操作をしなくてはいけません。
遠隔でも操作が出来ても、自動では無いわけです。
次は、その自動化を進めたいと考えています。
去年ある程度いじって以降、Python(プログラミング)は全く触っていなかったので、もうすっかり記憶も薄まっていますが、様々な事をやれるのがRaspberryPiとPythonのいいところ。
いわゆるIoTですね。
カテゴリ:農家のIoT
ちょっと勉強し直しながら、自動化をもう一歩進めてみます。
そのあたりは次回以降!