地温を測定してクラウド上にアップする-農家のIoT入門(10)
これまでの9回で、ようやく準備の整った地温の測定。
クラウド上にあげて、どこからでも・スマホからでも、温度の確認が可能です。
という事で、実際に土の温度を測定してみましょう。
2種類の土の状態を作る
畑の地温を測定する前に、ちょっとした試験をしてみました。
地面が湿っている時と、乾いている時で、どれぐらい地温は変わるのか、ちょっと調べてみたくて。
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土のう袋に土を詰めて、片方は乾いていて・もう片方はたっぷり水分を含ませています。
これを軒下に置いて、センサーを中心に挿して計測してみましょう。
防水センサーだから、こういった事が可能です。
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地温の測定結果
この状態で、丸一日程度温度を測定してみました。
クラウド上のGoogleスプレッドシートを確認してみましょう。
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青い線が、水分を含ませた方です。
土のう袋はひなたに置いたので、日中温まったのでしょう。
水分があるほうが、熱を伝達しやすいのでしょうね。
なかなか面白いグラフが見られました。
残った問題点として、たまーにネットワーク接続エラーが出て止まってしまう事。
エラーが出たら、自動復帰するようなプログラミングをしないと駄目かもしれません。
でもまぁ、これで実用にも耐えられそうなのがちゃんと確認出来ました。
またこれで、次のステップに進めそうです(^^)