慣行農法と異常気象

慣行農法という言葉があり、辞書には以下のように書かれています。

「各地域において、農薬、肥料の投入量や散布回数等において相当数の生産者が実施している一般的な農法のこと。」

農林水産関係用語集より

つまり標準的な農法であり、一言で言えば「これまで通り」の農業なんです。

という事は、その「これまで通り」が崩れると、成り立たなくなるのですよね。

例えば2019年度は、梅雨は明けず・夏は猛暑で雨が降らず・秋は超大型台風が何度も直撃し・冬は記録的な暖冬・・

ワンシーズンずっとこれまでの平均とは違う気候で、これまで通りに野菜を作ると、これまでとは違う結果になっています。

そして、野菜の収量も品質も価格も安定せず、農家を苦しめる訳です。

これからの「慣行農法」

異常気象が当たり前になりつつある2020年の今。

去年うまくいったから今年も大丈夫・・が通用しないと最初から考えておく必要があるのだと思っています。

これまで通りの「慣行」に頼るのではなく、臨機応変に・先の気候を予測して・強い作物を作る。

これを続ける事を「慣行農法」と捉えるべきだと、私は思います。

まずは実践!頑張ります(^^)