寒地系ニンニクは冬季間の管理が不要か

冬季間は休眠する寒地系ニンニク。

その名の通り、主に寒い地方で栽培されており、日本では青森のホワイト6片が有名ですね。

雪国では、当然冬季間ニンニクは雪の下。何もすることは無いです。

でも、我が静岡の積雪はほぼ皆無なので、何か管理をしようと思えば出来ます。

栽培においてプラスになる事があるのか、ちょっと調べてみました。

休眠中のニンニクは根が休眠している

休眠しているという事は、植物が活動を停止しているという事。

すなわち、光合成を必要とせず、水分と養分を吸い上げる根が寝ている状態です。

その状態で何かを与えても、植物は何も吸収出来ません。

むしろ、余計な水分を与える事は休眠中の植物にとって悪影響しかないと思って良さそうです。

休眠中は土の管理が有効か

休眠中に、ニンニクそのものへ何かをするのは良くなさそうです。

なら、土を管理するのはどうでしょうか。

根に影響が無いよう、中耕をして土の物性を良くしておく。

酸素を土の奥深くまで送り込んで、少しでも好気性微生物が活動しやすい状態にしておく。

こういった管理であれば、休眠中でもある程度進めておいて良いのでは無いかと思います。

雪のない地域だからこそできる事ですね。

でも、休眠している間はほとんど作業をしなくて良いというのも、寒地系ニンニクのメリットの一つでもあると思います。

そういう時にしか出来ない事や、他の作物の栽培を進めても良し。

ニンニク自体の管理は、休眠から冷める春から行っても充分に間に合うでしょう。

またこれは、休眠しない暖地系ニンニクでも一緒だと考えています。

休眠はしなくても、活動自体は衰えている冬季間。

無理に手を加えるよりも、春を待っての管理にしようと思います。