庭に埋まった排水用塩ビパイプを移設する(1)_高低差の測量
庭を畑とすべく、整地を続けています。
ただ、そこを貫く排水用の塩ビパイプがお邪魔・・・
という事で、ルートの変更・移設を行います。
排水をどこへ流すか・流せるか
浄化槽から出た生活排水は、ポンプなどで排水溝へ送る訳ではなく、傾斜によって流しているだけです。
ですので、当然今より高いところには流せません。
庭の周囲は排水溝があり、その中で一番低そうなところなら流れていきそうな感じはあります。
ここに流せるかどうか、確認してみましょう。
地面の高低差を確認する
ようするに、測量します。
素人が特殊な道具を使わずに測量するのであれば、ホースに水を入れて行う、昔ながらの「水盛り」というやり方があります。
でも、今の時代もっと楽で便利な道具も色々あり、ホームセンターとかでも気軽にレンタル出来ちゃうんですよね。
今回使うのは、レーザーレベル計(の簡易版)
本体を水平に設置すれば、水平にレーザー光線が出るので、地面とレーザー光線の距離を測れば簡単に高低差が調べられます。
地面からの距離は、メジャーで測ります。
メジャーの表面に赤いレーザー光が写るので、そこの目盛りを読んで地面からレーザー光線までの距離を測ります。
この要領で、排水桝(トラップ桝)からの出口と、流したい排水溝のブロックの切れ目の高低差を調べます。
排水桝の塩ビパイプ上で564mm。
ブロックの切れ目で704mm
図で表すと、こんな感じです。
排水の勾配が足りるか計算する
排水に必要な傾斜は、1/100(0.01)と言われています。
100mm横に行ったら、1mmは下げなさいという事。
では、今回の場合を図解しながら計算してみましょう。
排水桝とブロックの高さの差は、「704-564=140mm」
排水の塩ビパイプVU100の外径が114mm。なので、そのまま塩ビパイプを置くと、実際の高低差は26mm。
そこまでの距離は6600mm。
つまり、26÷6600=0.004で、1/100(0.01)には足りませんね・・・
1/100を確保するには、66mmの高低差が必要です。
無いなら作れば良いのです。
次回、コンクリートをはつる(壊す)に続きます。